※拍手ありがとうございました!!※
■選択式お題 05.忠犬【ゾロル】
麦わら海賊団の中で、とある話題が持ち上がっていた。
その話題は、なんとも微笑ましいもので、クルーを動物に例えたら何か?というもので言い出したのはナミ。
いかにも若い人間が好きな話題にフランキーやブルックは早々に席を離れ、
自分が興味のある物に没頭する事にした。
「ルフィはどう考えてもサルよね」
ナミが発言すると、それを聞いていた仲間達はいっせいに頷きルフィの顔を見て
”麦藁帽子をかぶったサル”を想像して笑いあう。
サルと言われて頬を膨らませるルフィを見て、ますます仲間達の笑い声は大きくなる。
「ますますサル顔だぞルフィ!」
腹をかかえながら笑うウソップとチョッパー。
さらにナミが仲間を見回し、ルフィの隣に座っていたゾロに目を止めて少しの間考えるそぶりを見せた。
「そしてゾロは犬ね」
「犬ぅ?」
不満そうな声を出してナミを睨みつけるが、彼女はそんなものを怖がるような女性ではない。
「ルフィに忠実な犬。忠犬ゾロね」
言い得て妙で、仲間達は笑いよりもまずは頷いた。
「ナミ!ゾロは犬じゃねーぞ!」
「そう?あんた以外はみんな私の意見に賛成みたいだけど」
ナミが仲間達を見回すと、その場にいる全員が頷き、
少し離れた場所にいたフランキーとブルックも頷いている。
「ゾロはライオンにだって負けないんだから、犬よりずっと強いんだぞ!」
「そういう話じゃないでしょ、今は」
苦笑しながらナミはルフィを説得しようと試みるが、
一度思い込んだらてこでも動かない相手に無駄骨になりそうだ。
「愛されてるわね」
「・・・」
ナミにゾロがいかに強いかを熱く語り始めたルフィを見つめながら、ロビンが微笑む。
隣に座っているゾロの顔が真っ赤になっているの目にして、ふふっと思わず笑みが唇から漏れる。
「可愛いわね?ルフィ・・・それに、あなたも」
「な・・・誰がっ」
振り返ったゾロが見たのは、立ち上がって甲板を颯爽と歩き去るロビンの後姿であった。
end
web拍手CGI公式サイト