■ 『 いつも愛して(2008年6月) 』 水天宮拓仄

「ここでお前とはお別れだ。じゃあな九龍」

崩れ始めた遺跡。

ずっと<<生徒会>>・・・いや自分が守ってきた場所。

目の前にはボロボロの姿をした愛しい存在がぼやけはじめる。

「嫌だっ甲太郎!こっちに来い!」

亀裂の入った岩盤を挟んだ俺達はさながら彦星と織姫のようだな。

だが、俺達はもう来年・・・いや永久に巡り合う事はないだろう。

ーーーーそ・・・んなの嫌だ!ーーーー

あいつは俺を愛していると言った。

俺も同じ気持ちだ。

九龍・・・いつも俺を愛していてくれ。

この先もずっと・・・・ずっとな。