■ 『 旧友(2008年10月) 』 水天宮拓仄

こいつは自他共に認める俺の”親友”だ。

知り合ったのは、ほんの三ヶ月前だと言うのにおかしもんだ。

突然、此処へやってきてあっという間に周囲の心を掴んだ”転校生”

普段なら関わりあいたくないような人種ではあるが・・・・

なぜか、こいつとは馬が合う。

性格はまったくの正反対だと思うし、趣味も合わない。

なのに、この三ヶ月でもう何年も共に過ごしたような錯覚を覚える。

そう・・・昔からの友のように感じるのだ、この俺がだ。



このままでは駄目だ。

俺の役目はまだ終わっていないのだから。

早く・・・早く・・・早く!

早く俺の役目を果たさせてくれ。

これ以上お前の事を好きになる前に。