■ 『 清廉で高潔(2009年1月) 』 水天宮拓仄
こんなに清廉として高潔な人間に初めて会った。
自分の事よりも大事なものがある人間はいない。
だが彼女は違う、先祖から受け継いだ重役を素直に受け入れ
己の命が消えようとも使命をまっとうしようとする。
この事態を引き起こした俺ですら彼女は受け入れてくれた。
清廉でいて高潔な存在は人と呼ぶ事に抵抗を覚える。
神につかえる巫女たる彼女に永遠の安らぎと自由を。
今日も俺は彼女が命をとして守る場所へ向かう。
自分の行動が彼女に歓迎されなくとも・・・。