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■カップリング設定@皆主皆

肌寒い季節ラベンダーの香りに惹かれてたどり着いた場所。
「コータやっぱりここにいたんだ」
屋上の風が当たらない場所を選んで壁に寄りかかりながら瞳を閉じている親友の姿を見つけ、九龍はやわらかく微笑んだ。
「九龍か?」
「ん」
甲太郎の横に自然な動作で腰を下ろして自分も瞳を閉じる。二人の間に静かな時間が流れた。
「あー眠い」
隣にぬくもりを得た甲太郎はもぞもぞと動くと背を壁から離し、冷たい屋上の床に身を横たえて、相変わらず瞳は閉じたままだ。
自分の傍らに寛いだ様子の親友を見つめ、やすらかな時間を感じる。
−こうしていられるのも、あと少し・・・か・・・
そっと癖のある髪に触れながら物思いにふける。
隣からは警戒心を感じさせない気持ち良さそうな息遣いが聞こえてきた。
−このままずっと時が過ぎていけばいいのにな。
いつまでも親友の寝顔を見つめ続けながら放課後を告げるチャイムが鳴り響く時を待っていた。 |
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