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| ■ 『 快楽の部屋 』 水天宮拓仄 |
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<じゃあ、サンジくんとルフィが今回の船番よ。しっかり留守番しててね>
1時間ほど前にナミがそう言い残してゾロとウソップを連れたって港街に消えた。ゴーイングメリー号に残されているのは、この船のキャプテンであるルフィと、戦うコックさんのサンジ二人きりだ。
「おい、ルフィ」
「なに?」
例によって船首に腰を下ろして沖をずっと眺めているルフィの背後からサンジが声をかけた。さきほど、おやつを食べたばかりでルフィも大人しくなったところだった。
「一緒にシャワーでも浴びようぜ。今日は暑いし、ナミさん達も夜まで戻ってこないし。どうせ、留守番ってもやる事ねぇんだし。水浴びがわりだ」
「うんっ水浴びしようぜ!」
すくっと立ちあがるとルフィはサンジと一緒にユニットバスへ向かった。海に入れない自分は、やはり水浴びといったらシャワーくらいでしかできない。
倉庫に入ると、サンジは念のために倉庫の鍵を内側から掛ける。そう、サンジはただルフィと水浴びだけをしたいわけじゃないのだ。服を着たままルフィがユニットバスへのドアを開けようとしたのを腕をとって制すと、ルフィの上着を脱がしにかかる。
「中狭いんだから、ここで脱ごうぜ。水でぬれると後が面倒だぜ」
「それもそうだなっ!でも、オレ自分で服脱げるぞ?」
「まあまあ、たまの二人っきりだからな。オレが脱がしてやるよ。ほら、手あげろ」
にやにやとしながらルフィの服を次々と脱がしていくサンジはまだ自分のネクタイすら取っていない。それを見たルフィがサンジのネクタイに手を伸ばして、すっと緩めた。
「じゃあ、サンジの服はオレが脱がしてやるからな(にしし)」
「ああ、頼むぜ」
笑いながら二人は、お互いの服を脱がしあいっこしてすぐに素っ裸になっていた。別に恥ずかしがることも今更ないので、二人ともそのままユニットバスへと入っていく。
ユニットバスに入った途端、ルフィは後から入ってきたサンジに抱きしめられていた。予期せぬ出来事にルフィは後ろ振りかえると、そのまま唇を奪われる。
「んっ…んぅ〜〜っ」
ちゅっと音をたて解放された唇は、ほんのりと濡れて色香を漂わせていた。今のふいうちな口付けでルフィの頭は、ちょっとだけぼんやりしてしまったが、自分が何を訴えようとしていたかを思い出して、口を開いた。まだ、体はサンジに抱きしめられたまま。
「何すんだよサンジ!水浴びするんじゃなかったのか?」
「水浴び?するぜ。コレが終わったらな」
下心がはっきりとルフィにもわかるくらいの微笑みを向けて、サンジはルフィの胸を手のひらで何度も撫でる。時々指先に当たる突起がだんだんと堅くなりはじめると、ルフィの呼吸も少し荒くなっていた。
「んっやだってばっ!まだ外明るいんだぞっ」
「でも、ここは夜でも昼でもかわらないぜ?誰もいないんだし。それに、お前も久しぶりで、いつもより敏感じゃねぇか」
背後から抱きしめながら、ルフィの首筋に舌を這わせたり耳元をくすぐったりと弱いところを徐々に責め立てる。腕の中に納まっているルフィの膝からがくんと力が抜けた。
「やっ…あっうっん」
サンジのじらすような愛撫にルフィは顔を真っ赤にそめながらも、体は快感に流されつつあった。ユニットバスでエッチをしかけられた事事態が初めてのことで、ルフィはそれだけでも気持ちが昂ぶっていて、感覚がより敏感になっているのである。それをサンジは知ってか知らずか、いつもより意地の悪い責め方をする。
「水浴びしたいならさせてやろうか?」
「えっ…なっなに?ひゃっん」
ルフィを片腕で抱きとめながらサンジはシャワーを手にとり、蛇口をひねった。火照った体に冷たい真水が勢いよくふりかけられる。暖かいサンジの手や舌と違って、重いも寄らない場所へも刺激が加わる。更にサンジの指もルフィの中心に伸びてやんわりと快感を与えつづけていた。サンジの口元には笑みが耐えない。ルフィの見せる反応が嬉しくて、かわいくてたまらないといった感じだ。
「気持ちいいだろ?水浴び」
「あっやっだっんん〜っ」
首を左右に振って、まるでいやいやをするようなルフィを見ていたサンジも自分自身を硬くしていた。シャワーで全身を刺激しながら、ルフィの後ろへ自分自身をあてがうと、一気に突き立てる。
「ああっ!やだっ痛っサンジ!」
「すまねぇルフィ」
久しぶりのせいもあってルフィのそこはいつもよりサンジを強く拒む。だが、しばらく入り口付近を浅くついていくと、そこは自然に緩んでサンジを中へと導いてくれた。少しきついルフィの中でしばらく止まっていたサンジだったが、少しづつ腰を動かしはじめようとした。しかし、あまりにも不安定な格好だったようで、うまく動けない。楽しかったが仕方なくシャワーを元の場所におき、ルフィの腕を目の前のバスタブにつかせた。
「しっかり、掴んでろよルフィ…」
「うっ…んっ…あっあっんん」
立てかけられたシャワーからは、まだ水が勢いよくルフィとサンジを程よく刺激する。全身が性感帯のようになってしまったルフィは、後ろを突くサンジとシャワーの刺激で理性が吹き飛んでしまいそうだった。
「んっ…いいぜっルフィ」
だんだんと激しく腰を動かしながらサンジはルフィの硬くなっているモノを手にとって、やさしく扱う。その狂ってしまうかと思うくらいの快感にルフィは、両手が使えないこともあり、髪を振り乱して頭を激しく振る。ルフィの反り返る背と振り乱れる黒髪を見つめながらサンジも快感を覚えた。
「ああっサ・・ンジっ!もっやっああっ」
サンジの動きに合わせてルフィも自分の快感をより強く得るために腰を激しくゆさぶる。冷たいはずの真水も二人にはなんだか暖かく感じられていた。
「いいぜ、もっと振れよ」
細い体を両手でしっかりと支えながら激しく揺さぶる。もう、お互いの快感だけをむさぼりあっている。理性もなにもかも忘れて快感だけと追い求める二人。
「ああっ」
「っ…んっ」
ほとんど同時に絶頂を迎えた二人はその場にへたり込んでしまった。まだ快感の余韻が残る体に出しっぱなしのシャワーが心地よい刺激を与えてくれる。
「はっあっ…はぁ…はぁ…」
激しく肩を上下させながら呼吸するルフィの肩をぐいっと引き寄せて自分に寄りかからせたサンジは、今気づいたかのようにシャワーの蛇口をひねって水を止める。水の止まったユニットバスの中を見渡して、そっとため息をついた。置いてあった着替えやタオルなどが全部水浸しになっているのである。
(ま…仕方ないか…ナミさんが戻ってくる前に渇けばいいけど)
「サンジ?どうしたんだ?」
呼吸を整えたルフィが寄りかかりながら見上げてくる。どうやら、別に怒ってはいないようで、サンジはほっと胸をなでおろす。そして、意地悪なことを聞いてやろうと口元を引き上げた。
「水浴び気持ちよかっただろ?ルフィ?またやるか」
「や…やだっ!」
「なんだよ、気持ち良くなかったのか?」
にやにやと笑いながらさっきのルフィを思い出して、またにやにやとするサンジにルフィは顔を真っ赤に染めて、ぽかりと拳固をお見舞いした。
「き、気持ちはよかったけど…こんなの恥ずかしいじゃんか」
「ははっそっか?そうは思わなかっ…いてっ」
もう一度サンジに拳固をお見舞いしてルフィは、恥ずかしいのか一人でユニットバスから飛び出していった。ドアの方に耳を傾けるとごそごそと布ずれの音がするので、濡れた体のまま服を着て、そのまま倉庫から出て行ってしまった。
「まっ今日は暑いから風邪もひかねぇかな」
ユニットバスに素っ裸のまま残されたサンジは、濡れた前髪をかきあげて、もう一度シャワーの蛇口をひねった。掃除をする前にシャワーを浴びようと思いなおしたのだ。どうせナミには怒られるんだから、今更どうあがいても仕方ないから
「シャワー終わったらキャプテンのご機嫌取りか…何食わせてやろうかなぁ」
シャワーを全身に浴びて今日のおやつを考えるところが、やはりコックなサンジ。ずぶぬれで、甲板にいるであろう船長の姿を思い浮かべて、薄く微笑むのだった。
The end |
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