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| ■ 『 伝説 』 文/水天宮拓仄 絵/西岡道一 |
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200年前、ヴィスタム大陸を脅かすものが現れた。突然、樹海から炎の巨人が付近の人間達に襲いかかったのだ。瞬く間に大陸が焼き払われ、人々は次々と死んでいった。
現れた巨人はまぎれもなく。神話にある"炎の王"であると誰もが口にした。炎の王は精霊の王…精霊王はエルフに召喚されると言い伝えられている。人間達を苦しめ、滅ぼそうとしているのはエルフであると…。
恐怖のエルフが現れてから数年。ヴィスタム大陸は半数以上の人間が失われ、国さえも消滅していた。人々は安全な地を求めてさまよいつづける。
そんな時、一人の若者がエルフへ戦いを挑んだ。人々の知らない地でエルフと若者の死闘は続けられた。
大陸を救う死闘は、数年にわたって大陸を揺るがした。元は大きな島だった大陸もいくつかに分かれ、その死闘の激しさを物語っている。
やがて、その死闘にも終結の時が迫っていた。
エルフと若者は、見えない力によって闘っていた。互いの全身全霊をかけぶつかり合う。気を失えば死が待っている。一歩も引かぬ2人、やがて、互いの力が限界に達した時。エルフが離脱の魔法を唱えようとした。瞬間、若者が隙をついて攻撃した
この死闘の後。大陸に再び静寂が訪れた。エルフと大陸を救った若者の最後を知るものは、若者に同行していたと言われる一人の司祭だけ…
そして、エルフも若者も同時に大陸からその姿を消した。
相打ちであったのかー。それともどこかに隠れ潜んでいるのかー。
後にこの死闘は『ヴィスタム伝説』と呼ばれるようになる。 |
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